お仕事上の便利ツール開発を目的に、GolangからOLE経由でOutlookを操作してみました。
Big Sky :: GoでWindowsのCOMを操作出来るライブラリgo-ole書いた。を利用させていただくことで、Oleの操作は問題がなかったのですが、問題はどのようなAPIをOutlook側が提供しているかを調べることでした。。
指定した日付以降に受信・送信したメールを、受信ボックス・送信ボックスから指定したフォルダにエクスポートしたいです。
他の言語でOutlookを操作した場合のサンプルがインターネット上に多く公開されているため、それを参考にします。Outlookが提供するAPIは同一のはずで、後は上記のライブラリのお作法に則って呼び出すだけのはずだからです。
見つけたサイトはこちら:
後で参照するためのスニペット集です。
olFolderInbox
という定数を使っていますが、値は6になります。送信ボックの場合には5を指定してください;
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| folder := oleutil.MustCallMethod(ns, "GetDefaultFolder", olFolderInbox).ToIDispatch()
items := oleutil.MustCallMethod(folder, "Items").ToIDispatch()
count := oleutil.MustGetProperty(items, "Count").Value().(int32)
for i := 1; i <= int(count); i++ {
// Itemsの中からi番目のItemを取得する
item, err := oleutil.GetProperty(items, "Item", i)
// 無事に取得できたら
if err == nil && item.VT == ole.VT_DISPATCH {
// do something
}
}
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受信ボックスや送信ボックスの中にあるアイテムがメールかどうかを判別する必要があります。こんな感じでした:
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| // メールオブジェクトかどうかを判定する
func isMail(oleobj *ole.VARIANT) (bool, error) {
classObj, err := oleutil.GetProperty(oleobj.ToIDispatch(), "Class")
if err == nil {
if classObj.Value() == olMail {
return true, nil
}
}
return false, err
}
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oleutil.GetProperty()
メソッドを利用します。どのような情報が取得できるかは、MailItem object (Outlook) | Microsoft Docsを参照すると幸せになれると思います。
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| // 件名を取得する
subject, err := oleutil.GetProperty(item.ToIDispatch(), "Subject")
if err != nil {
log.Println(err)
}
// 送信者を取得する
sender, err := oleutil.GetProperty(item.ToIDispatch(), "SenderName")
if err != nil {
log.Println(err)
}
// 日付を取得する
receivedTime, err := oleutil.GetProperty(item.ToIDispatch(), "ReceivedTime")
if err != nil {
log.Println(err)
}
|
どこの問題か判別できていませんが、取得した受信日時・送信日時はローカルの日時になっているのですが、タイムゾーンはUTC固定になっています。これではうまく日時をキーにしたエクスポートができないため、タイムゾーンをローカルのタイムゾーンに変換してあげます:
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| // Outlookから取得した受信日時がローカル日時だけど、タイムゾーンがUTC固定のため、
// ローカルタイムゾーンでtime.Timeオブジェクトを作成し直す
func modifyTimeZone(t *time.Time) time.Time {
loc, _ := time.LoadLocation("Local")
tmp := t.Format(DateFormat)
modified, err := time.ParseInLocation(DateFormat, tmp, loc)
if err != nil {
log.Fatal(err)
}
return modified
}
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kazu634/Outlook - Outlook - Gitea: Git with a cup of teaで成果物を公開しています。