Mori Log Academy 6で気になった部分

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Mori Log Academyで気になった部分です:

  • そもそも、理由があるから決まりができたのである。理由がないのならば、その決まりだけを押し付けないでもらいたい。そういった臨機応変な処理ができるのが人間の能力であるはず。決まりだけでことが運ぶのならば、受付も係員も不要で、全部コンピュータに任せれば良い。
  • 役職には通常「任期」がある。同じ人間が権力を長く持っているとろくなことがない、必ず密かに悪いことをする、という歴史から学んだ結果生まれた仕組みだろうか。独裁的なリーダも、自動的に交代する制度があれば、選挙で新しい人間を選出できる。人が代われば、前任者がこっそり至福を肥やしていたことなども発覚する機会があるわけで、逆にこれが抑止力となる効果が期待できる。その期間だけ集中して頑張ることもできるから、短期的には良いかもしれない。
  • おおまかに言えば、変化が大きく、発展し、攻めるときには、任期が長いほうがいい。また、変化が少なく、維持をし、守るときには、任期は短いほうが良い。ようするに、任期をポジションや状況によって帰るようなシステムが良いのではないか、というくらいか。
  • どんな被害が出るか予測されているのに、実際に被害が出るのはどうして何だ、と疑問に思われるかもしれないが、その答えは、わかっている。「対策を打っていなかった」からである。予想だにしない自体が起きる可能性はまずない。

MORI LOG ACADEMY 6 (ダ・ヴィンチブックス)
森 博嗣

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