Sports Graphic Number PLUS 2010 October イビチャ・オシム日本サッカーに告ぐ。で気になった部分

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Sports Graphic Number PLUS 2010 October イビチャ・オシム日本サッカーに告ぐ。で気になった部分です:

  • 「日本人は、実は味方を助けることが嫌いなのではないか」なぜなら、守備では献身的に走っても、攻撃ではチームメイトを助けるために走ろうとしないから。
  • 「もっと走ることだ。カメルーン戦ではあまりに攻撃に加わらなかったMFたちも、相手にとってより危険な存在になったほうがいい。もうひとつは、選手が頭のなかをさらにクリアーにすることだ。自分の役割を完全に理解すれば、どんな状況でも判断を謝らない。その上で相手にコンプレックスを持たなければ、十分にやれるだろう」
  • スロベニアがアルジェリアに勝ったが、サプライズとは言えない。彼らは何かをするためにここにやってきた。それは日本も同じだ。出場する以上は、何かを成し遂げようと試みるべきだ。それは明らかであるはずなのに、失敗を恐れて何もしようとはしない
  • 岐路に立っているのは間違いない。もっとリスクを冒すように、選手たち言ってほしい。リスクを冒さずに負けた時、日本はすべてを失うということを。単に試合を失うだけではない。これまでに築き上げてきた実績や名誉、信頼、さらには子供達の将来、日本サッカーの未来をも失うことになる。リスクを冒さなければ、勝っても後に何も残らない。逆に負けた時には、ダメージがとてつもなく大きい。誰もがそこをよく考えるべきだ。
  • 君らはもっといいプレーができる。ゲームをよくコントロールしているが、もう少しリスクを冒す必要がある。それで負けることもあるが、このままでも負ける危険性があるのは同じだ。日本人にリスクを冒すよう強いるのは、自殺に導くのにも等しいかもしれない。だが、勝ちたいのであれば、もう少しリスクを冒すべきだ。
  • 戦術に進歩はない。あるのは流行だけだ。かつて流行った細いネクタイが、十数年後に再び流行するように、戦術もまた時間を経て甦る。
  • グループリーグの3試合はたしかに素晴らしかった。世界のどんな相手に対しても互角に戦えるしライバルになりうる。それだけのポテンシャルを、とりわけ技術とモビリティ、戦闘性に関して持っていることを日本は示した。また戦術面でも、どこにも遅れを取っていなかった。
  • とはいえ、日本人はメディアを含め、全般的に日本代表に高い評価を与えている。そんなときだからこそ過ちを糾弾するばかりでなく – それをやりだしたら、たくさんありすぎてきりがない。それより今のポジティブな雰囲気をうまく活用して、さらに一歩先に進む努力をする。技術においても戦術においても、またディシプリンでも。行くべき場所になるべく早くたどり着くために、立ち止まっている暇はないはずだ。
  • 未来に向けた選手のグループを今から選ぶ。今日ではプレーのひとつひとつが以前に比べずっと速くなっている。だからこそ明日のために、トップスピードでも高い技術を発揮できる選手を育てる。あるいは勇気があって自分の頭で考えることのできる選手、確固とした意思と豊富なアイディアを持ちリスクを冒せる選手を探して育てる。今すぐに始めるべきだ。
  • 誰もが固唾を飲んで、第一歩を踏み出すのを見守っている。私の印象では、彼(=ザッケローニ日本代表監督)は真摯に仕事をする。そうした人物であれば、成功は十分に可能だ。日本に必要なのは、誰もが真剣に働くことだ。これまで以上にずっと真剣に。本当の意味で世界と伍していくために。
  • 「彼らはどこにでもいる。要は監督が仕事をするかどうかだ」 (「それぞれのクラブに、たまたま才能あふれる世代がいたのか、それともどこにでもいる若者を、あなたが育て上げたのでしょうか?」と問