『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』で気になった部分
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『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』で気になった部分をメモ:
「間違っても大丈夫」だと思っている人間だけが、「絶対に正しくなければダメだ」というようなことを口走るのです。「間違ったら死ぬ」という条件が与えられたときには、人間は「正解を当てるためにはどうするか」ではなく、「間違わないためにはどうするか」ということを優先的に考えるものです。
ですから、リスクヘッジを心がける人は、自分が起案した「プランA」が必ずうまくゆくと声高に宣言するよりもむしろ「プランA」がうまくいかないのはどういう場合かをできるだけ網羅的にリストアップしておき、その場合に使える代替プランをそろえておくことを優先的に配慮します。
- 作者: 内田樹
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