Sexyな問いに触れられないのは残念かもしれない
日本の公立小学校の現状 | 防衛省OB太田述正の日本はアメリカの属国だで、ある小学校のクラスで行われている茶番劇の話がされていました。そのクラスは能力別の授業をしていて、できる子たちのクラスではほとんどの子供がすでに塾で分数を習っていて、建前上「はじめて」習うことになる分数を保護者たちの前で、あたかも「はじめて」教えてもらったことであるかのようにふるまっている…というのが文章の趣旨だと思われます。
自分の哲学をもたないといけない。政治的な意見、人生で訴えるべき主義、人生の情熱と目標。
id:umedamochioさんのウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)についての記事を発見。
『弓と禅』
Amazon.co.jp: 弓と禅: オイゲン・ヘリゲル, 稲富 栄次郎, 上田 武: 本を昨日読んでいました。この本は、ドイツ人の哲学者が日本の弓術の達人に教えを請い、その奥義に触れるというような内容です。この本が面白いと考えられるのは、西欧的な視点から日本はどのように受容されていたのかということがわかるというだけではないように思います。むしろ西欧化しつつある私たち日本人が、ドイツ人の著者の視点を介して、日本的な考えを見つめ直すことが出来る点が興味深いのではないかと思いました。
2007年度東北英文学会@山形
東北英文学会で発表してきました。id:hspstcl 先生に司会していただきました。*1id:hspstcl 先生はJoseph ConradのLord Jimで修士論文を書いたそうで、Conradの専門家。さらに自分の前の回の発表も司会を担当されていて、めちゃくちゃ頭の回転が速いことが繰り出される質問でわかる。。。目の前にはうちのボスが座っていた(ちなみになぜか自分だけタイミングの問題で、アウトラインの発表やプレ発表でボスによる確認を経ずに発表まで到達していた。かなりのプレッシャー)。しかもIさんという昔うちでJoseph Conrad研究をしていた先輩がはるばる関西からやってくる…らしいとの情報も。。。しかも発表開始前に後ろの方を見たらF大のK先生*2という方もいてですね、この人も頭いい人なのでちょっと泣きそうでした。まぁ、こんな感じの包囲網を敷かれて私の発表が始まったわけです。ちなみに最大のプレッシャーを発散させているのは目の前のボスでありました(..;)
「時代の変わり目」を意識していちばん気をつけなければならないのは、優等生たちだ。
『ウェブ時代をゆく』という本を読んでいました。この本は梅田望夫という人が書いている本です。おそらく茂木健一郎と一緒に『フューチャリスト宣言』を書いた人として有名なのかな(インターネット界隈ではかなりの有名人なんだけど)。
この人が現在地球上で進行しつつあるインターネットにもたらされる変化を”provocative”に書き上げている本です(それにしてもPaul Grahamのエッセー以外で”provocative”という表現を使うことになるとは思わなかったぜよ。ちなみにPaul Grahamという人は最近でいうとベンチャーキャピタリストとしての経験から「どの大学に行くか何て関係ない」と言い切った人です)。
「こんなもんでいい」と思いながらつくられた物は、それを手にする人の存在を否定する
「丁寧に時間と心がかけられた仕事をするためのワークスタイル:DESIGN IT! w/LOVEで紹介されていた『自分の仕事をつくる』を読みました。「いい仕事とは何か」みたいな問題意識を持って、様々なデザイン会社やクリエーターを著者が訪ねるという形式になっています。色々と気になった部分がありました。