KVMで仮想環境を整えてみる – (3)

Jul 24, 2011   #kvm  #linux  :

今までの説明でとりあえずゲストOSをインストールするところまでは出来ましたが、これだと何かと不便なので、PXEブートでインストールする環境を作ってみます。

PXEブートとは

Wikipediaによると、次のようにありました:

Preboot eXecution Environment(PXE)は、コンピュータのブート環境のひとつ。インテルの策定したネットワークブートの規格である。ネットワークブートを利用することにより、ストレージをもたないクライアントコンピュータや、ストレージに別のOSが導入されているクライアントコンピュータがサーバ上のOSイメージを使用して起動できる。

Preboot Execution Environment – Wikipedia

要するにネットワーク経由でOS起動イメージを配布して、ブートしてしまう方式です。PXEブートの環境で、OSインストール用のブートイメージを配布してあげるとCDとかを直接コンピュータに入れなくても、ネットワーク経由でOSインストールが出来てしまうのです!PXEブートでOSインストール用のデプロイメントサーバを構築すれば、ゲストOSを起動してあげるだけでOSの自動構築が出来る環境を整えることができます。

PXEブートサーバの構成

私の大雑把な理解だと、PXEブートは以下の手順で進行します:

  1. PCの電源をONにする
  2. DHCPサーバがブートイメージを配布するTFTPサーバのIPアドレスを通知する
  3. 通知されたTFTPサーバにアクセスし、最低限の環境を起動するためのブートイメージ(=syslinux)をダウンロードする
  4. ダウンロードしたブートイメージから最小限の環境が起動される。その環境から実際のOSブートイメージがダウンロードされる(複数OSブートイメージの中から起動するブートイメージを選択させることも可能)

以上のことからもわかるように、PXEブートサーバには、

  • syslinux
  • DHCPサーバ
  • TFTPサーバ

が必要になります。

つづく